フィンランド教育成功の秘訣
午後から、香川フィンランド協会創立10周年記念講演会として
「フィンランド教育成功の秘訣」と題した講演会に参加しました。
最初に 駐日大使 ヨルマ・ユーリン氏からの講演
高い教育レベルを作り出している要因として
できる子とできない子の差が少ない高い平等な教育
でした。
また、記憶をさせ点数を競わせるのではなく
考えて表現をすることに力点をおいていること
社会全体で教育を支えていること
面白かったのは
英語のTV番組はふきかえをせずに 字幕をふっているのだとか・・・
すごい 創造性
フィンランドは教育ばかりではなく社会福祉においても
満足度の世界一高い国です。
学校だけに任せるのではなく、家庭や社会が一丸となって
育てているのがよく分かりました。
その後に話しをしていただいた
(社)日本フィンランド協会専務理事の 早川治子さん(弁護士)
の講演は 感動しました。
日本とフィンランドの教育のどこが違うのか?
文面的には同じ 教育基本法 (弁護士の視点だな~)
を持ちながら
その教育指導要領の扱いが全く違うこと
日本の平等感で 微に入り細に入り 雁字搦めで教え方を規定していることと
フィンランドでは 先生に最良を任せ(時間割もない)最低限教えることを達成すること
先生のプライオリティも質も高いのだ!
フィンランドの戦後と日本の戦後の違い、
侵略軍を入れなかったフィンランド
アイデンティティを守ったフィンランド
その差が今にあるのだという。
私が特に、感動したのは
早川さんの子育て
夫婦とも弁護士であり、豊かな社会にあって
どう自分の子供に 厳しい社会を教えたのか?
全てないないづくしで育てた
・テレビもない・おもちゃも与えない・手作りの食事・付きはぎだらけの衣装
すごいな~ と感心しました。
私も ハングリーに育ったので
子供にも同じように、余り与えたくないのですが・・・。
妻や環境に負けてしまい・・・。
強い意志の方だな~と
最後に早川さんが
日本人は、もっと日本の文化や先人の残した宝を
誇りにし、自身を持って行くべきだ!
との強い訴えに 大いに共感しました。