子供の虐待の背景にあるもの
今日は、午前中
NPO法人 子どもの虐待防止ネットワーク・かがわ
と 高松市が主催する
「子供の虐待の背景にあるもの ~母性の発達と支援」
と題して 山陽学園短期大学教授 村中 由紀子 先生の講演がありました。
私も、このNPOに所属しているので
日頃は、なかなか お母さんの電話相談に
ボランティアする ことも
お母さんに 警戒感や違和感を与えてもいけないので
こんな時でしかお手伝いできないので
受付をお手伝いしました。
母性とは もともと備わっているものではなく
子供に対する愛情・育児は 母の意思・忍耐力である
後天的なものであるという 地点から出発しないといけない!
と切り出した講師の話は とっても分かりやすいものでした。
かつては 家社会であり 子供にとってのお母さんは一人ではなかった
姑やご近所のおばあちゃん達・・。
そして、生きていく中で 思うようにならないことばかりの生活に
囲まれていたので、周りとの折り合いを付けるのが上達していた。
しかし、今のお母さん達は 恵まれた環境にいるために
謙虚ではない。
子育てが思うようにならないことが 受容できないのだという。
また、そのお母さんが育ってきた背景があって今の子育てがあることを忘れて
上から目線で、子育て放棄や困難者への支援をしても
うまく行かない!
また、支援もひとりではなく 多様なひとが関わって
多様な対応ができる
昔の家社会のような 社会=支援が必要である
との話しは 大変参考になり
また、話しは 岡山弁で 演劇を見ているような
表現力で 魅了されてしまいました。