目の覚める議会?
今日からいよいよ議会が始まりました。
平成20年度の予算を決める
1年度の締めくくりを行う 3月議会
もちろん1年生議員の私にとって初めての体験
山のような資料に、囲まれて
ふうふう 言っています。
市長の予算編成に対する説明を聞きながら(1時間20分)
資料に目を通しているだけでは気づかなかった事柄が
頭の中に パッツ と フラッシュ する内容が浮かんできたので
メモを取りながら思索をしていました。
今日の驚きは
国が、地方財政の建て直しのために
公的資金補償金免除繰上償還
(高い金利で借りている資金を安い金利で借り換えしたり、繰り上げて返済できる制度)
が実施することになったもの。
なんと 8億9,499万円 もの金利負担が軽減されることになりました。
すごい金額!
これは、公明党が国政で根強く主張してきたもので
地方行政において、大いに役立つ内容です。
感心して、聞いていると
このお金 そしたらどこで帳尻あわせているの?
これは、厚生年金などの資金運用を
この高い金利(6%以上)で、地方に貸し付けて(押し付けて)運用してしたもの。
運用??の手立ての一つを失って 公的運用は大丈夫なのか?
とっても心配にもなってきます。
今日の、一番の目玉は
「道路特定財源の暫定税率を維持する要望」の議員提出議案です。
怒号の飛び交う、緊迫した内容で
目が覚めるものでした。
国政で行われている、暫定税率の議論は
1か0か ○か×かといった単純な議論ではなく
もっと議論を整理する、意見を交わす必要があると思います。
でも、待ったなしで生活を支える地方行政にあっては
そんな悠長に言っていられません。
行政サービスを支える資金をどうするのか?
財源がなければ、サービスを行使できません。
今の段階で暫定税率の維持を 否定することは
暮らしを支えることを 否定することになるのではないか?
本来議論をしないといけないのは、
道路特定財源の暫定税率単体の話しではなくて
安心の老後を支える年金制度や医療制度、
多額の借金を、次世代に持ち越さない行財政改革など
もっとしっかりとした、総合的な議論が必要な問題であって
ガソリン国会と称して、争うのは
いったい 何のためなの??
今日、反対した方は
不足するであろう13億円の財源をどうするのか
13億円分のサービス(施策)を止めるのか?
市債の抑制をやめ、借金を増やすのか?
基金の取り崩しを増やすのか?
さて、どうするの???
予算の議論が楽しみです!